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ANSネットワーク設計

ある企業は、AWS Organizations で管理された 6 つの AWS アカウントに分散する 15 個のマイクロサービスを、それぞれ独立した VPC で運用しています。以下の要件を満たすサービス間通信基盤を設計してください。 ・一部の VPC 間で IPv4 CIDR ブロックが重複している ・アクセス制御は IAM ポリシーベースで実施したい(ネットワークレベルのみでは不十分) ・新しいサービスを追加する際の設定変更を最小限に抑えたい ・HTTP/HTTPS プロトコルでのサービス間通信が前提

A
すべての VPC を Transit Gateway にアタッチし、CIDR 重複は NAT ゲートウェイによるアドレス変換で回避する。サービス間アクセス制御はセキュリティグループのルールで実施する
Transit Gateway + NAT ゲートウェイは、NAT による送信元 IP 変換で CIDR 重複を一部回避できますが、セキュリティグループはネットワークレベルの制御のみで IAM ポリシーと連携した細粒度のアクセス制御を実現できません。
B
各サービスペアごとに AWS PrivateLink を個別に設定し、サービス提供側に Network Load Balancer を配置する。消費者 VPC には VPC エンドポイント(インターフェイス型)を作成して接続する
AWS PrivateLink は個別のサービスペアに対して有効ですが、15 サービス間のクロスアカウント接続では NLB とエンドポイントの組み合わせが O(n²) で増加し、運用コストが高くなります。
C
重複している VPC の CIDR を再設計したうえで全 VPC 間に VPC ピアリングメッシュを構築し、ルートテーブルで通信経路を制御する
VPC ピアリングメッシュは CIDR が重複している VPC 間ではピアリング自体を設定できません。また VPC あたり最大 125 ピアリング接続という制限も将来的な拡張の障壁になります。
D
Amazon VPC Lattice のサービスネットワークを作成して各マイクロサービスを VPC Lattice サービスとして登録する。AWS Resource Access Manager でクロスアカウント共有を行い、サービスポリシーで IAM ベースのアクセス制御を実装する
✓ 正解
Amazon VPC Lattice は CIDR 重複がある VPC 間でもサービス間通信(East-West)を実現できるフルマネージドサービスです。オーバーレイネットワークを使用するため下位の IP アドレス設計に依存せず、IAM 認証ポリシーをサービス単位で適用できます。AWS Resource Access Manager でサービスネットワークをクロスアカウント共有することで、新規サービス追加時は VPC をサービスネットワークにアソシエートするだけで済み、設定変更を最小化できます。

解説

Amazon VPC Lattice は CIDR 重複がある VPC 間でもサービス間通信(East-West)を実現できるフルマネージドサービスです。オーバーレイネットワークを使用するため下位の IP アドレス設計に依存せず、IAM 認証ポリシーをサービス単位で適用できます。AWS Resource Access Manager でサービスネットワークをクロスアカウント共有することで、新規サービス追加時は VPC をサービスネットワークにアソシエートするだけで済み、設定変更を最小化できます。 選択肢Aの Transit Gateway + NAT ゲートウェイは、NAT による送信元 IP 変換で CIDR 重複を一部回避できますが、セキュリティグループはネットワークレベルの制御のみで IAM ポリシーと連携した細粒度のアクセス制御を実現できません。 選択肢Bの AWS PrivateLink は個別のサービスペアに対して有効ですが、15 サービス間のクロスアカウント接続では NLB とエンドポイントの組み合わせが O(n²) で増加し、運用コストが高くなります。 選択肢Cの VPC ピアリングメッシュは CIDR が重複している VPC 間ではピアリング自体を設定できません。また VPC あたり最大 125 ピアリング接続という制限も将来的な拡張の障壁になります。

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