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ANSネットワーク管理と運用

ある企業は、AWS Transit GatewayにSite-to-Site VPN(BGP使用)を1本接続してオンプレミスデータセンターと通信しており、各VPNトンネルのスループットは最大1.25 Gbpsです。ビジネス拡大に伴い、数週間以内にピーク時5 Gbpsのスループットが必要になる見込みです。AWS Direct Connectの導入は予算・期間の制約から困難であり、現在のVPN構成を最小限の変更で拡張することが求められています。この要件を満たすための最も適切な方法はどれですか?

A
Transit GatewayでECMP(Equal Cost Multi-Path)を有効化し、追加のSite-to-Site VPN接続をBGPで等コストルートとして広告して複数VPN接続間でトラフィックをロードバランシングする
✓ 正解
Transit GatewayのECMP機能とBGP等コストルートにより、複数のSite-to-Site VPN接続の帯域幅をアグリゲートして5 Gbps以上を達成できる。数分で追加接続を作成でき、Direct Connectなしで数週間以内の要件に対応できる最適解。
B
既存のSite-to-Site VPN接続の2本のIPsecトンネルをアクティブ/アクティブ設定にして双方向で同時利用することで、単一VPN接続内での実効帯域幅の最大化を図る
単一VPN接続の2本IPsecトンネルのアクティブ/アクティブ設定は冗長性向上に有効だが、接続全体のスループット上限は1.25 Gbpsのままで変わらず、5 Gbpsの要件を満たすことはできない。
C
AWS Direct Connectの専用接続(1 Gbps)を複数回線プロビジョニングしてLAG(Link Aggregation Group)で束ね、アグリゲートされた帯域幅を確保する
Direct Connect専用接続のプロビジョニングには通常数週間から数ヶ月かかり、予算・期間の制約がある本シナリオに不適切。LAGによる帯域増強はDirect Connect導入後の選択肢となる。
D
AWS Global AcceleratorのAnycast IPとエッジロケーションを活用して、オンプレミスからAWSへのネットワークパスを最適化し実効スループットを向上させる
Global AcceleratorはAWSエッジとバックボーンを利用したインターネットトラフィックの経路最適化サービスであり、オンプレミスとAWS間のVPN接続帯域幅の増強には使用できない。

解説

AWS Transit GatewayはECMP(Equal Cost Multi-Path)ルーティングをサポートしており、複数のSite-to-Site VPN接続に対してBGPで同一プレフィックスの等コストルートを広告することで、トラフィックを複数VPN接続に分散できます。各VPN接続は最大1.25 Gbpsのスループットを提供し、ECMPを使用すれば接続数分の帯域幅をアグリゲートでき(最大50 Gbpsまでスケール可能)、5 Gbpsの要件には4本以上のVPN接続が必要です。新規VPN接続は数分で作成でき、数週間以内の要件にも対応できます。 選択肢BのIPsecトンネルのアクティブ/アクティブ設定は単一VPN接続内の冗長性を向上させますが、VPN接続全体のスループット上限は1.25 Gbpsのままであり、5 Gbpsの要件を満たすことはできません。 選択肢CのDirect Connect専用接続は高帯域幅を提供できますが、プロビジョニングには通常数週間から数ヶ月かかり、予算・期間の制約がある本シナリオには適していません。 選択肢DのGlobal AcceleratorはインターネットトラフィックのルーティングをAWSバックボーンで最適化するサービスであり、VPN接続の帯域幅そのものを拡張する機能はありません。

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