ANSネットワーク実装
ある大企業は AWS Organizations を使用して 80 以上の AWS アカウントを管理しています。各開発チームが独自に VPC を作成する際に CIDR ブロックの重複が頻発しており、将来的な Transit Gateway 接続や VPC ピアリングの際に IP アドレス競合が問題となっています。
組織全体の IP アドレス空間を一元管理し、以下をすべて実現するために最も適切な AWS のサービス・機能はどれですか?
①各アカウントへの CIDR 自動割り当て
②組織全体の IP 使用状況のリアルタイム可視化
③割り当て外 CIDR での VPC 作成防止
AAWS Config カスタムルールを作成して VPC 作成時の CIDR を検証し、重複が検出された場合に AWS Lambda で自動削除する
(AWS Config ルール)は事後検知には有効ですが、VPC 作成前の事前割り当て管理や使用状況の継続的可視化ダッシュボード機能は持ちません。自動削除も本番リソースへのリスクがあります。
BAmazon VPC IP Address Manager(IPAM)を Organizations レベルで有効化し、階層型 IPAM プールから各アカウント・リージョンに CIDR を割り当てる
✓ 正解
Amazon VPC IPAM は AWS Organizations と統合された IP アドレス管理サービスで、組織→OU→アカウント→リージョンという階層的なプールを構成できます。IPAM プールから CIDR を割り当てることで重複を防ぎ、全組織の IP 使用状況をダッシュボードで可視化できます。プール外 CIDR での VPC 作成を拒否する設定も可能です。
CService Control Policy(SCP)を各 OU に適用し、VPC 作成 API の Condition キーで使用可能な CIDR 範囲を制限する
(Service Control Policy)による CIDR 制限は特定の範囲の使用を禁じることは可能ですが、CIDR の自動割り当て・重複の一意性保証・使用状況の可視化といった IPAM が提供する機能は備えていません。
DAWS Resource Access Manager(RAM)を使用して管理アカウントの VPC をメンバーアカウントと共有し、各アカウントが独自 VPC を作成できないよう SCP で制限する
(AWS Resource Access Manager)による VPC 共有(Shared VPC)は既存 VPC をアカウント間で共有するものであり、各アカウントが独自 VPC を作成する際の CIDR 管理問題を根本的には解決しません。
解説
Amazon VPC IPAM は AWS Organizations と統合された IP アドレス管理サービスで、組織→OU→アカウント→リージョンという階層的なプールを構成できます。IPAM プールから CIDR を割り当てることで重複を防ぎ、全組織の IP 使用状況をダッシュボードで可視化できます。プール外 CIDR での VPC 作成を拒否する設定も可能です。
選択肢A(AWS Config ルール)は事後検知には有効ですが、VPC 作成前の事前割り当て管理や使用状況の継続的可視化ダッシュボード機能は持ちません。自動削除も本番リソースへのリスクがあります。
選択肢C(Service Control Policy)による CIDR 制限は特定の範囲の使用を禁じることは可能ですが、CIDR の自動割り当て・重複の一意性保証・使用状況の可視化といった IPAM が提供する機能は備えていません。
選択肢D(AWS Resource Access Manager)による VPC 共有(Shared VPC)は既存 VPC をアカウント間で共有するものであり、各アカウントが独自 VPC を作成する際の CIDR 管理問題を根本的には解決しません。
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