ある大企業は、AWS Organizations を使用して60のAWSアカウントを管理しており、今後1年でus-east-1、eu-west-1、ap-northeast-1の3リージョンに新たに40のVPCを追加する予定です。以下の課題があります。 ・各チームが独自にCIDRを選択するためアカウント間でCIDRが重複し、将来的なTransit Gateway接続やVPCピアリングの構築が困難になっている ・全アカウントにわたるIPアドレス空間の使用状況を一元的に把握できていない ・新規VPC作成時に適切なCIDRブロックを自動的に割り当て、重複を根本から防止したい これらの要件を最も効果的に満たすAWSのサービスまたは機能はどれですか?
AWS IPAMはVPCのIPアドレス空間を一元管理するために設計されたマネージドサービスである。AWS Organizationsとのネイティブ統合により、管理アカウントのIPAMが全メンバーアカウントのIPアドレス使用状況を自動的に可視化する。IPAMプールを組織全体→リージョン→アカウントの階層構造で定義することで、VPC作成時にプールから自動でCIDRを割り当て重複を根本的に防止できる。既存VPCのCIDRも自動的にIPAMに取り込まれるため現状把握にも即座に活用できる。 選択肢Aの「AWS Service Control Policy(SCP)を使用」はSCP+Configは許可CIDRを制限できるが自動割り当て機能はなく、人手による台帳管理が引き続き必要となる。また重複の事後検出にとどまり予防にはならない。 選択肢Cの「Amazon DynamoDB でIPアドレス管理テーブル」はDynamoDB+Lambda構成は機能的には実現可能だが、実装・運用コストが高い。IPAMという目的特化のマネージドサービスが存在する場合に自前実装を選ぶ理由はない。 選択肢Dの「AWS Network Access Analyzer」はNetwork Access Analyzerはネットワーク到達可能性やセキュリティポスチャーの分析ツールであり、CIDRの重複検出やIPアドレスの自動割り当て管理機能は持たない。