ある企業は、オンプレミスデータセンターと3つのAWSアカウントにまたがる5つのVPCを運用しています。以下の要件を満たすハイブリッドDNSアーキテクチャを、管理コストを最小化しながら実装したいと考えています。 ・VPC内のEC2インスタンスがオンプレミスのDNSゾーン(corp.example.com)を解決できること ・オンプレミスサーバーがRoute 53プライベートホストゾーン(aws.example.com)を解決できること ・全VPCへの設定を一元的に管理できること この要件を最も適切に実現する実装はどれですか?
Route 53 Resolverのエンドポイントを中央VPCに集約し、AWS RAMで転送ルールを共有するアーキテクチャが管理コスト最小化と要件充足を両立する最適な設計です。 アウトバウンドエンドポイントはVPCからオンプレミスDNSへのクエリ転送経路を提供します。作成したcorp.example.comの転送ルールをAWS RAMでマルチアカウントに共有し、各VPCが関連付けることで5つのVPC分の個別エンドポイントを作成せず一元適用できます。インバウンドエンドポイントはオンプレミスDNSからRoute 53への問い合わせ受信口となり、オンプレミスDNSにコンディショナルフォワーダーを1件設定するだけで双方向名前解決が完成します。 選択肢Bの個別エンドポイント作成は5VPC×2=10エンドポイントの管理が必要となり、RAMによる共有の利点を活かさず管理コストが増大します。 選択肢CのDHCPオプションセット変更はすべてのDNSクエリをオンプレミスDNSへ向けるため、Route 53プライベートホストゾーンの名前解決ができなくなります。またAmazon Provided DNS(169.254.169.253)はリンクローカルアドレスであり、VPN/Direct Connect経由でオンプレミスからルーティングできません。 選択肢DのRoute 53 Resolver DNS Firewallはドメインクエリへのアクセス制御機能であり、VPCからオンプレミスへの転送パスやオンプレミスからRoute 53への問い合わせ受信機能を提供しません。