ある金融サービス企業は、3か所のオンプレミスデータセンターをAWSに接続するハイブリッドネットワークを構築しています。プライマリ接続としてAWS Direct Connect、バックアップとしてAWS Site-to-Site VPNを使用しています。ネットワーク運用チームには以下の要件があります。 ・オンプレミスとAWS間の往復遅延(RTT)・パケットロス・ジッターを継続的に計測する ・Direct ConnectのVPNへの自動フェイルオーバーが発生する前に、パフォーマンス劣化を事前検知する ・定義済みのSLAしきい値を超えた場合にアラートを送信する ・すべての接続パスのハイブリッドネットワーク健全性を統合ビューで確認する 最も運用オーバーヘッドが少ない方法で上記の要件を満たすソリューションはどれですか?
Amazon CloudWatch Network Monitor は、VPCサブネットからオンプレミスエンドポイントへICMPプローブを定期送信し、往復遅延(RTT)・パケットロス・ジッターをリアルタイムで計測するマネージドサービスです。Direct Connect・VPN 各経路にプローブを設定し、統合ネットワークヘルスビューで確認できます。SLAしきい値に基づくアラートポリシーも組み込みで構成でき、フェイルオーバー前のパフォーマンス劣化を早期検知できます。管理対象のインフラ不要で運用オーバーヘッドが最小化される点が本要件に最適です。 選択肢AのCloudWatchメトリクスはDirect Connectの接続状態や帯域幅は監視できますが、RTT・パケットロスなどのパフォーマンス品質メトリクスを提供せず、劣化の事前検知には不十分です。 選択肢BのカスタムEC2 pingテストはNetwork Monitorと同等の計測は可能ですが、インスタンス管理・スクリプト保守が必要で運用オーバーヘッドが大きく、「最も少ない運用オーバーヘッド」という要件に反します。 選択肢DのAWS Health DashboardはAWSサービス全体の障害・メンテナンス情報を提供するものであり、接続経路ごとの詳細なパフォーマンスメトリクス計測機能はありません。