ある多国籍企業は、東京・ロンドン・サンパウロのコロケーション施設にAWS Direct Connect接続(プライベートVIF)を持っています。各拠点にはオンプレミスサーバーが存在し、以下の要件のもとで拠点間のネットワーク接続を実現したいと考えています。 ・インターネットを経由しないプライベートネットワーク上での拠点間通信 ・AWS VPCリソースを経由させない(拠点間トラフィックがVPCを通過しない) ・AWSバックボーンネットワークを活用した低レイテンシ接続 ・AWS Direct Connectコンソールからの一元管理 上記の要件を最も効率的に満たすDirect Connectの機能はどれですか?
AWS Direct Connect SiteLinkは、Direct Connect接続間で直接通信を可能にする機能です。VIFに対してSiteLinkを有効化することで、Direct ConnectロケーションにあるオンプレミスデバイスがAWSバックボーンネットワークを経由して他のDirect Connectロケーションのオンプレミスデバイスと通信できます。 SiteLinkの主な特徴は以下の通りです。 ・AWSバックボーンネットワークを利用するためインターネットより低レイテンシで安定した接続を提供 ・VPCリソースを経由しない(トラフィックはDirect ConnectロケーションからAWSバックボーン経由で他のロケーションへ直接到達) ・既存のPrivate VIF・Transit VIFに対してSiteLink有効化のみで構成変更が完結 ・AWS Direct Connectコンソール・CLIから管理 東京↔ロンドン↔サンパウロ間のプライベート接続をVIF設定のみで実現でき、全要件を満たします。 選択肢AのTransit GatewayとDirect Connect Gatewayの組み合わせは拠点間通信を実現できますが、トラフィックがTransit Gatewayを経由するためVPCリソースを通過させないという要件を満たしません。 選択肢CのPublic VIFはAWSの公開エンドポイントへのアクセスに使用するものであり、オンプレミス拠点間のプライベート通信には設計されていません。またIPSecトンネルはインターネットを経由します。 選択肢DのAWS Cloud WANはグローバルなネットワーク統合管理に使用できますが、SiteLinkと比較して設定が複雑でコストも高くなります。