ある企業は、Transit Gateway を使用して 30 のスポーク VPC を接続しています。セキュリティポリシーにより、すべてのアウトバウンドインターネットトラフィックは集中管理された出口点を通過しなければなりません。以下の要件があります。 ・アウトバウンドトラフィックの発信元 IP を固定してパートナー企業のファイアウォールで許可リスト登録できること ・スポーク VPC はインターネットゲートウェイを直接持たないこと ・IPv4 のみの構成で問題ない
集中型エグレスパターンは Transit Gateway のルートテーブル分離で実現します。スポーク VPC 用ルートテーブルにデフォルトルート(0.0.0.0/0)をエグレス VPC のアタッチメントへ向けるエントリを設定し、スポーク VPC がインターネットに直接アクセスできないようにします。エグレス VPC の NAT ゲートウェイには固定の Elastic IP が割り当てられるため、すべてのスポーク VPC からのアウトバウンドトラフィックは同一の発信元 IP でインターネットへ送出されます。インターネットゲートウェイはエグレス VPC のみに配置します。 選択肢Aのインターネットゲートウェイ個別配置は、各スポーク VPC が独立したインターネットゲートウェイを直接持つため「スポーク VPC はインターネットゲートウェイを直接持たない」要件に違反します。発信元 IP も VPC ごとに異なり固定できません。 選択肢Cの Network Load Balancer は受信(インバウンド)トラフィックの分散を目的としたサービスです。アウトバウンドトラフィックの集約と NAT 機能を提供する設計ではなく、NLB の Elastic IP はアウトバウンドの発信元アドレスとして機能しません。 選択肢Dの AWS Global Accelerator はエッジロケーション経由でインバウンドトラフィックのルーティングを最適化するサービスです。VPC からインターネットへのアウトバウンドトラフィックの集中管理や発信元 IP 固定には対応していません。