ある企業がVPCをデュアルスタック(IPv4とIPv6)対応にアップグレードしています。プライベートサブネット内のEC2インスタンスに対して以下の要件があります。 (1) IPv6アドレスを割り当てて外部サービスへのアウトバウンド通信(ソフトウェアアップデート、外部APIコール等)を可能にする (2) インターネットからインスタンスへのインバウンド接続は拒否する (3) 既存のIPv4通信(NATゲートウェイ経由)は変更しない IPv6要件を満たすために追加すべき設計要素はどれですか?
IPv6アドレスはグローバルにルーティング可能なパブリックアドレスであるためNATは不要です。プライベートサブネットのインスタンスがアウトバウンド通信のみを行い、インターネットからのインバウンド接続を拒否するためにEgress-Only Internet Gateway(EIGW)を使用します。EIGWはIPv6専用のステートフルなゲートウェイで、インスタンスが開始したアウトバウンド通信のみを許可し、外部からの非要請インバウンド接続を遮断します。 選択肢Aは誤りです。NATゲートウェイはIPv6トラフィックをサポートしていません。NATゲートウェイはIPv4専用です(NAT64は別の機能です)。 選択肢Bが正解です。EIGWを使用することで、IPv6のアウトバウンド通信を許可しつつインターネットからのインバウンド接続を遮断でき、既存のIPv4通信(NATゲートウェイ経由)にも影響を与えません。 選択肢Cは誤りです。Internet Gateway(IGW)はインバウンド・アウトバウンド双方向の通信を許可するため、セキュリティグループで拒否設定をしていてもプライベートサブネットにインターネットへのルートが存在することになり、要件(2)のアーキテクチャとして不適切です。 選択肢Dは誤りです。DNS64/NAT64はIPv6のみのクライアントがIPv4サービスに接続するためのメカニズムであり、インスタンス自身にIPv6アドレスを割り当ててIPv6サービスへ通信するという本要件の目的とは異なります。