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ANSネットワークのセキュリティ、コンプライアンス、ガバナンス

あるSaaS企業は、AWS上でホストするデータ処理APIをAWS PrivateLinkのVPCエンドポイントサービスとして顧客企業に提供しています。コンプライアンス要件として、契約済みの特定の顧客AWSアカウントのみがエンドポイントサービスへの接続リクエストを作成できるようにし、未契約アカウントからのリクエストはAWSプラットフォームレベルで拒否される必要があります。最も適切な実装方法はどれですか?

A
顧客側の各インターフェースエンドポイントにVPCエンドポイントポリシーを設定し、許可するIAMプリンシパルとアクションを制限する
VPCエンドポイントポリシーはコンシューマー側がエンドポイント経由でアクセスできるリソース・アクションを制限するもので、プロバイダー側が接続許可アカウントを制御するメカニズムではない。未契約アカウントのリクエストをAWSプラットフォームレベルで拒否する要件は満たせない。
B
VPCエンドポイントサービスの許可プリンシパルリストに契約済み顧客アカウントARNを登録し、手動承認モードを有効にする
✓ 正解
Allowed Principalsリストに登録されていないアカウントからの接続リクエストはAWSプラットフォームレベルで自動拒否される。Acceptance Requiredと組み合わせることでプロバイダーによる個別承認の二重ゲートが実現し、契約済み顧客のみに接続を限定できる。
C
エンドポイントサービスの背後にあるNetwork Load BalancerにセキュリティグループをアタッチしてIPアドレスベースでアクセスを制限する
NLBへのセキュリティグループアタッチはIPアドレス・CIDRベースの制御であり、AWSアカウントIDによる認可には対応していない。顧客の送信元IPが変動するたびに設定変更が必要となり、アカウント単位のアクセス制御要件を満たせない。
D
AWS RAMでVPCエンドポイントサービスを特定のOrganizationsアカウントと共有し、SCPで未契約アカウントのアクセスをブロックする
AWS RAMはTransit GatewayやサブネットなどのAWSリソースをアカウント間で共有するサービスで、PrivateLinkエンドポイントサービスのアクセス制御機能はない。外部顧客アカウントは自社Organizationに属さないためSCPの適用対象外にもなる。

解説

AWS PrivateLinkのVPCエンドポイントサービスには「許可されたプリンシパル(Allowed Principals)」という設定があり、接続リクエストを作成できるAWSアカウントのARNまたはIAMプリンシパルARNをホワイトリスト登録できます。このリストに含まれないアカウントからの接続リクエストはAWSプラットフォームレベルで拒否されます。さらに「手動承認モード(Acceptance Required)」を有効にすることで、許可されたアカウントからのリクエストであっても、サービスプロバイダー側で個別に承認・拒否できる二重のゲートが設けられ、契約管理との連動が可能になります。 選択肢AのVPCエンドポイントポリシーはコンシューマー(顧客)側がエンドポイントを経由してアクセスできるリソースやアクションを制限するためのものであり、サービスプロバイダー側が接続を許可するアカウントを制御するメカニズムではない。 選択肢CのNLBへのセキュリティグループアタッチメントはIPアドレス・CIDRによる制御であり、AWSアカウントIDによる認可には対応していない。顧客の送信元IPが変わるたびに設定変更が必要となり管理も困難。 選択肢DのAWS Resource Access Managerは、Transit GatewayやサブネットなどのAWSリソースをアカウント間で共有するサービスであり、PrivateLinkエンドポイントサービスのアクセス制御機能はない。また、外部顧客アカウントは自社のOrganizationに属さないためSCPも適用できない。

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