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ANSネットワーク実装

ある企業は、オンプレミスのネットワークからAWS Transit Gatewayを経由して複数のVPCへ、合計5 Gbpsを超える安定したスループットを確保したいと考えています。AWS Site-to-Site VPNのみを使用してこれを実現する方法として正しいものはどれですか? (注:ECMP=Equal-Cost Multi-Path、等コスト経路を複数使ってトラフィックを並列分散する技術)

A
Transit GatewayのVPNアタッチメントでECMPサポートを有効化し、BGPルーティングを使用した複数のSite-to-Site VPN接続をTransit Gatewayにアタッチする
✓ 正解
単一のSite-to-Site VPN接続は最大2本のIPsecトンネルを持ち、各トンネルの最大帯域は約1.25 Gbps(接続全体で最大2.5 Gbps)です。Transit GatewayのECMPを有効化し、複数のVPN接続(例:4接続)をアタッチすることで最大10 Gbpsの帯域集約が可能になります。ただしECMPはBGPによる動的ルーティングが必須条件です。
B
Transit GatewayのVPNアタッチメントでECMPサポートを有効化し、スタティックルーティングを使用した複数のSite-to-Site VPN接続をTransit Gatewayにアタッチする
誤りです。Transit GatewayのECMPはBGPルーティングを使用する場合にのみ動作します。スタティックルーティングでは複数のVPN接続間で等コストのトラフィック分散が実現できません。
C
単一のSite-to-Site VPN接続の2本のトンネル両方にBGPを使用し、Transit Gatewayのルートテーブルに帯域重み付きルートを設定することで分散させる
誤りです。単一VPN接続の2本のトンネルはデフォルトでアクティブ/スタンバイ構成です。Transit Gatewayのルートテーブルには帯域重み付けの機能がなく、この構成で2.5 Gbpsを超えることはできません。
D
Virtual Private Gateway(VGW)を使用して各VPCに個別のSite-to-Site VPN接続を作成し、オンプレミス側のルーターでECMPを設定する
誤りです。VGWを使ったVPC個別のVPN接続ではTransit GatewayのECMP機能を活用できず、VPC間のトラフィック集約も困難です。また、オンプレミス側のルーター設定のみでは各VPN接続の帯域上限を超えることはできません。

解説

単一のSite-to-Site VPN接続は最大2本のIPsecトンネルを持ち、各トンネルの最大帯域は約1.25 Gbps(接続全体で最大2.5 Gbps)です。Transit GatewayのECMPを有効化し、複数のVPN接続(例:4接続)をアタッチすることで最大10 Gbpsの帯域集約が可能になります。ただしECMPはBGPによる動的ルーティングが必須条件です。 選択肢Bは誤りです。Transit GatewayのECMPはBGPルーティングを使用する場合にのみ動作します。スタティックルーティングでは複数のVPN接続間で等コストのトラフィック分散が実現できません。 選択肢Cは誤りです。単一VPN接続の2本のトンネルはデフォルトでアクティブ/スタンバイ構成です。Transit Gatewayのルートテーブルには帯域重み付けの機能がなく、この構成で2.5 Gbpsを超えることはできません。 選択肢Dは誤りです。VGWを使ったVPC個別のVPN接続ではTransit GatewayのECMP機能を活用できず、VPC間のトラフィック集約も困難です。また、オンプレミス側のルーター設定のみでは各VPN接続の帯域上限を超えることはできません。

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