ある企業は、東京(ap-northeast-1)とシンガポール(ap-southeast-1)のオンプレミスデータセンターを、それぞれ専用のAWS Direct Connect接続で接続しています。両データセンター間のトラフィックをパブリックインターネットを経由させず、AWSのプライベートグローバルバックボーンネットワーク経由でルーティングしたいと考えています。AWSリソース(VPC)へのアクセスも引き続き必要です。この要件を最も適切に満たすために設定すべきものはどれか。
AWS Direct Connect SiteLinkは、異なるDirect Connectロケーションに接続された複数のオンプレミス拠点が、AWSのグローバルバックボーンネットワークを経由して相互に通信できる機能です。各拠点のDirect Connect VIF(Private VIFまたはTransit VIF)でSiteLinkを有効化するだけで、VPCを経由させることなくデータセンター間トラフィックをAWSのプライベートネットワーク上で転送できます。インターネットを経由しないため低レイテンシかつ安定した接続が実現でき、AWSリソースへのアクセスも同じVIFで継続して利用できます。 選択肢AのTransit Gatewayリージョン間ピアリングは、DC間トラフィックがTGW経由のVPCリソースを通過する構成となり不要なホップが増え、設計とコストが複雑になります。 選択肢CのVPC Peeringは、オンプレミス間のトラフィックをVPCリソース経由でルーティングさせる構成ですが、VPC Peeringはトランジットルーティングをサポートしていないため、Direct Connectから別VPCを経由して対向Direct Connectへ転送することはできません。 選択肢DのAWS Global AcceleratorはインターネットユーザーやアプリケーションのトラフィックをAWSエッジ経由で最適化するサービスであり、Direct Connect接続を使ったオンプレミス拠点間のプライベート通信には対応していません。