ある企業は、インターネットとVPC内のアプリケーション間のすべてのトラフィックに、サードパーティのネットワーク仮想アプライアンス(ファイアウォール/IDS/IPS)を透過的に挿入したいと考えています。アプライアンスはオリジナルの送信元・宛先IPアドレスを保持したままパケットを検査する必要があり、かつ需要に応じてアプライアンスを自動スケールさせる必要があります。この要件を最も効果的に満たすAWSサービスと仕組みの組み合わせはどれですか?
AWS Gateway Load Balancer(GWLB)は、サードパーティのネットワーク仮想アプライアンスを透過的に挿入するために設計されたサービスです。GWLBはGENEVE(汎用ネットワーク仮想化カプセル化)プロトコル(ポート6081)を使用してトラフィックをカプセル化し、オリジナルの送信元・宛先IPアドレスをアプライアンスが確認できる状態で転送します。 選択肢Aは誤り。NLBはTCP/UDPのロードバランシングを提供しますが、GENEVEカプセル化による透過的なトラフィック挿入機能を持たず、オリジナルIPの保持とルーティング統合が困難です。 選択肢Bは誤り。ALBはHTTP/HTTPSレイヤーのロードバランサーであり、ネットワークレイヤーのパケット透過検査には不適切です。X-Forwarded-Forはレイヤー7情報であり、ネットワーク透過性とは異なります。 選択肢Cは正しい。GWLBとGWLBエンドポイント(GWLBe)をルートテーブルのnext-hopとして設定することで、GENEVEカプセル化によりオリジナルIPを保持しつつ、アプリケーション側の変更なしに透過的な挿入が実現できます。 選択肢Dは誤り。Transit Gatewayのアプライアンスモードはフロー対称性を維持しますが、GWLBのようなGENEVEカプセル化による透過的挿入はサポートしておらず、SNATを行うとオリジナルIPが失われます。