ある急成長中の企業は、6つのAWSアカウントと4つのリージョンにわたって150以上のVPCを運用しています。各開発チームが独自にVPC CIDRを割り当てた結果、複数のVPC間でCIDRが重複しており、Transit Gatewayでのルーティングや将来的なVPCピアリングに支障が生じています。以下の要件を満たすソリューションを導入する必要があります。 ・新規VPC作成時に重複しないCIDRブロックを自動割り当てる ・全アカウント・全リージョンにわたるIPアドレス使用状況を可視化する ・開発・ステージング・本番環境ごとに異なるCIDRプールを管理する ・AWS Organizationsとの統合によるガバナンスを実現する すべての要件を満たすAWSサービスはどれですか?
AWS VPC IP Address Manager(IPAM)はAWS Organizations全体にわたるIPアドレス管理を一元化するマネージドサービスです。組織内のすべてのAWSアカウントとリージョンのIPアドレス使用状況をリアルタイムで監視し、重複を防ぎながら体系的なIP割り当てを実現します。 主な機能は以下の通りです。 ・階層的なIPプール(トップレベル→リージョン→環境別プール)による体系的なCIDR管理 ・VPC作成時にIPAMプールからCIDRを自動割り当て(重複防止) ・AWS Organizations統合による複数アカウントの一元管理 ・IPアドレス使用率・割り当て履歴・コンプライアンスレポートの提供 ・既存VPCのCIDR使用状況の自動検出・インポート 開発・ステージング・本番環境ごとに別個のIPプールを作成し、各プールに適切なCIDR範囲を割り当てることで環境分離も実現できます。 選択肢AのAWS Configは設定評価・記録に使用できますが、VPC作成前の予防的なCIDR割り当てや自動重複防止には対応していません。 選択肢CのSCPはCIDR範囲を静的に制限できますが、動的な割り当て管理・使用状況の可視化・重複防止の自動化はできません。 選択肢DのCloudFormation StackSetsはテンプレート展開に有用ですが、動的なIP使用状況追跡や重複防止のリアルタイム管理機能はありません。