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ANSネットワーク設計

ある企業は、2つのAWSリージョン(ap-northeast-1 と us-west-2)にまたがるアクティブ/アクティブなWebアプリケーションアーキテクチャを展開しています。世界中のユーザーがアクセスする際、各ユーザーに対して最も応答時間が短いリージョンに自動的にトラフィックを誘導したいと考えています。この要件を最も簡単かつ効果的に満たすAmazon Route 53のルーティングポリシーはどれですか。

A
レイテンシールーティングポリシー(Latency routing policy)
✓ 正解
レイテンシールーティングポリシーは、AWSが収集するリアルタイムのネットワーク遅延データに基づいて、ユーザーにとって最もネットワーク遅延(応答時間)が短いリージョンへトラフィックを自動的に誘導するため、本要件に対する正解です。
B
地理的ルーティングポリシー(Geolocation routing policy)
地理的ルーティングポリシーは、ユーザーの物理的な位置(国や州)に基づいてルーティングを決定します。物理的な距離が短いことが必ずしもネットワーク上の通信レイテンシの短さと一致するとは限らないため、「最も応答時間が短い」という要件に対しては最適ではありません。
C
複数値回答ルーティングポリシー(Multi-value answer routing policy)
複数値回答ルーティングポリシーは、DNSクエリに対して複数の健全なIPアドレスをランダムに返す簡易的なロードバランシング機能であり、ユーザーごとのネットワーク遅延や地理的な位置を考慮して最適化する機能は持っていません。
D
地理的近接性ルーティングポリシー(Geoproximity routing policy)
地理的近接性ルーティングポリシーは、リソースの地理的な場所に基づいてトラフィックをルーティングし、バイアス(偏り)値を調整してトラフィックを特定のリージョンにシフトさせる高度な制御が可能ですが、純粋な最小レイテンシの自動選択としては設定が複雑で不適切です。

解説

グローバルなユーザーに対して「最も応答時間が短いリージョン」へルーティングするには、Route 53の「レイテンシールーティングポリシー」が最適です。このポリシーはAWSネットワーク全体のインターネットレイテンシ測定値に基づき、クエリを発行したユーザーのDNSリゾルバーから最もレイテンシの低いAWSリージョンのIPアドレスを返します。 地理的ルーティングポリシー(Geolocation)はユーザーの物理的な地理的位置に基づいてルーティングするもので、海底ケーブルの輻輳などネットワークの実際の遅延状況とは必ずしも一致せず、レイテンシ最適化の要件には不正確です。 複数値回答ルーティングポリシー(Multi-value answer)は複数のIPアドレスをDNSレスポンスに含めてクライアント側で選択させる方式であり、レイテンシに基づいたトラフィック誘導の機能は持ちません。 地理的近接性ルーティングポリシー(Geoproximity)は地理的な近さとバイアス値に基づいてルーティングするものであり、実際のネットワークレイテンシを直接測定・考慮するものではありません。特定リージョンへのトラフィックシフトには有効ですが、レイテンシ最適化の目的には不適切です。

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