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ANSネットワーク実装

ある企業は、複数のAWSアカウント(開発・ステージング・本番系3アカウント)にまたがるマイクロサービス群をそれぞれ異なるVPCで運用しています。VPC間のCIDR帯域が部分的に重複しており、VPCピアリングの数が増大して管理が困難になっています。新たな要件として、サービス間通信でHTTPパスベースのルーティング(例:/api/v1 → サービスAのターゲットグループ)とIAM認証ポリシーをサービスレベルで適用したいと考えています。既存のVPCピアリングを廃止し、CIDR重複の問題を解決しながらこの要件を最もシンプルに実現できるAWSサービスはどれですか?

A
Transit Gatewayで全VPCを接続し、各VPCのALBでHTTPパスベースルーティングを実装する。CIDR重複はNATゲートウェイ経由で吸収し、IAM認証はAPI Gatewayをフロントエンドとして各サービスに追加する
Transit GatewayはIPアドレスレベルのルーティングを行うため、CIDRが重複したVPCを接続した場合に正しくルーティングできない。また、HTTPパスルーティングとIAM認証を実現するためにALBとAPI Gatewayを追加する必要があり、構成が複雑になる。
B
AWS VPC Latticeでサービスネットワークを構築し、各VPCをサービスネットワークに関連付ける。VPC Latticeのサービスにターゲットグループを登録し、HTTPルールとIAM認証ポリシーをサービスレベルで設定する
✓ 正解
CIDRに依存しないオーバーレイネットワークを提供し、VPCピアリング不要でサービス間通信を実現する。HTTPルートによるパスベースルーティングとIAM認証ポリシーをサービスレベルでネイティブにサポートしており、マルチアカウント環境にも対応している。
C
AWS PrivateLinkで各マイクロサービスをNLBバックのエンドポイントサービスとして公開し、消費者VPCにインターフェイスエンドポイントを作成する。IAM認証はエンドポイントポリシーで制御する
AWS PrivateLinkはNLBを介したL4レベルのサービス公開に特化しており、HTTPパスベースのルーティング機能をネイティブには持たない。サービス数が増えるとエンドポイント数が爆発的に増加し、管理コストが高くなる。
D
AWS Cloud WANでグローバルネットワークを構成してCIDR重複をセグメントで吸収し、HTTPパスルーティングはCloud WANのトラフィックポリシーとALBを組み合わせて実現する
AWS Cloud WANはグローバルWAN接続の管理サービスであり、アプリケーションレベルのHTTPパスルーティングやIAM認証ポリシーをサービス単位で設定する機能を持たない。サービスメッシュの代替にはならない。

解説

AWS VPC Latticeは、マルチアカウント・マルチVPC環境でのサービス間通信を管理するマネージドサービスネットワーキングサービスである。 VPC LatticeはIPアドレスに依存しないオーバーレイネットワークを提供するため、CIDRが重複したVPC間でもサービス間通信が可能になる。サービスネットワークに各VPCを関連付けるだけでVPCピアリングやTransit Gatewayなしにサービスへ到達できる。 HTTPルート(パスベース・ヘッダーベース・メソッドベースなど)をサービスレベルでネイティブにサポートし、複数のターゲットグループへのルーティングを柔軟に設定できる。IAM認証ポリシーもサービス単位で設定でき、クロスアカウントのアクセス制御も実現する。 選択肢AのTransit GatewayはIPアドレスレベルでルーティングするため、CIDRが重複したVPCを同一TGWに接続すると正しいルーティングができない。さらにHTTPパスルーティングとIAM認証を実現するために複数の追加サービスが必要になり構成が複雑になる。 選択肢CのAWS PrivateLinkはL4レベルのサービス公開に特化しており、HTTPパスベースのルーティング機能をネイティブには持たない。サービス数が増えるとエンドポイント数が爆発的に増加し管理コストも高くなる。 選択肢DのAWS Cloud WANはグローバルWANレベルの接続管理サービスであり、アプリケーションレベルのHTTPパスルーティングやIAM認証ポリシーをサービス単位で設定する機能を持たない。

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