ある企業は、AWS上にSD-WAN(Software-Defined WAN)アーキテクチャを構築しています。EC2インスタンス上で動作するSD-WANアプライアンスは、既存のVPC(以下「トランジットVPC」)に配置されており、このVPCはすでにAWS Transit Gateway(TGW)にアタッチされています。以下の要件があります。 ・SD-WANアプライアンスとTGW間でBGPを使用した動的ルーティングを行う ・1つの論理接続あたり最大4 Gbpsのスループットをサポートし、ECMPで合計帯域を拡張できること ・IPsecのオーバーヘッドを排除し、GREトンネルを使用すること ・既存のTGW VPCアタッチメントを活用してコストを最小化すること これらの要件を満たす実装方法はどれですか?
Transit Gateway Connectは、既存のVPCアタッチメントをトランスポートとして、GRE(Generic Routing Encapsulation)トンネルとBGPによる動的ルーティングを実現するアタッチメント種別です。IPsecのオーバーヘッドがなく、1 Connect Peerあたり最大5 Gbps(実効約4 Gbps)をサポートし、最大4つのConnect Peerを同一アタッチメントに作成してECMPで合計最大20 Gbpsに拡張できます。既存VPCアタッチメントをトランスポートとして再利用するため追加コストを抑えられます。 選択肢AのSite-to-Site VPNはIPsecを必須とし、GREのみのオーバーレイトンネルを確立することができません。 選択肢CのDirect Connect Transit VIFは物理的な専用線接続が必要であり、EC2上のSD-WANアプライアンスとの接続シナリオには適合しません。 選択肢DのフルメッシュVPCピアリングはトランジットルーティングをサポートせず、VPC数が増えると管理が困難になります。SD-WANのハブアーキテクチャには不適切です。