ANSネットワーク実装

ある企業はオンプレミスのデータセンターと東京リージョンのTransit Gatewayを、同一Direct Connectロケーションからの10Gbps専用接続2本によるTransit VIFで接続しています。ECMPルーティングで帯域を集約していますが、一方の物理接続が切断された後も数分間、Transit Gatewayが切断された接続へトラフィックを転送し続ける事象が確認されました。サブ秒でのフェイルオーバーを実現するために最も適切な設定はどれですか。

A
各Transit VIFのBGPセッションでBFDを有効化し、最小間隔300ms・検出乗数3の推奨パラメータでリンク障害を高速検出する
✓ 正解
BFDを300ms・乗数3で有効化すると最大900ms以内にリンク障害を検出でき、Transit GatewayがECMPから障害経路を即座に除外してサブ秒フェイルオーバーを実現する。
B
各Transit VIFのBGPセッションでBFDを有効化し、デフォルト間隔1000ms・検出乗数5でリンク障害のタイムアウトを検出する
BFDの方向性は正しいが、間隔1000ms・乗数5では最大5秒の検出時間となりサブ秒フェイルオーバーの要件を満たせない。
C
BGP KeepAliveタイマーを10秒・Holdタイマーを30秒に短縮し、BGPセッション障害のタイムアウト検出速度を向上させる
BGP KeepAlive 10秒・Hold 30秒の短縮は標準設定より速いが、最大30秒のBGP収束時間となりサブ秒フェイルオーバーには到達できない。
D
BGP KeepAliveタイマーを1秒・Holdタイマーを3秒に短縮し、最短3秒でBGPセッション障害を検出してフェイルオーバーを実現する
BGP KeepAlive 1秒・Hold 3秒への短縮でも最大3秒の検出時間となり、BFDの300ms×乗数3(最大900ms)と比べてサブ秒要件を満たせない。

解説

BFDはBGPから独立してリンク障害を検出するプロトコルで、Direct Connectでは最小間隔300ms・乗数3(最大900ms)が推奨設定。Transit GatewayはBFD通知を受けECMPから障害経路をサブ秒で除外できる。

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