ある金融サービス企業は、本番VPC内のアプリケーション層とデータベース層(MySQL)間のトラフィックを、DLP(Data Loss Prevention:データ漏洩防止)アプライアンスで検査する必要があります。要件は以下の通りです。 ・実際のパケットペイロードを取得して検査すること ・本番ワークロードへのレイテンシー増加を許容しないこと(インライン配置不可) ・TCPポート3306(MySQL)のトラフィックのみをキャプチャすること ・複数のDLPアプライアンスインスタンスへの負荷分散が必要なこと この要件を満たすために最も適切なソリューションはどれですか?
VPC Traffic Mirroringは、ENI(Elastic Network Interface)からネットワークトラフィックをコピーして帯域外のセキュリティアプライアンスに転送する機能です。フィルタールールにより特定ポートのトラフィックのみをキャプチャでき、ミラーリングは本番トラフィックパスに影響しないためレイテンシーへの影響がありません。ターゲットにNetwork Load Balancerを指定すると、VXLAN(Virtual eXtensible Local Area Network)カプセル化(UDPポート4789)で複数のDLPアプライアンスへ負荷分散できます。 選択肢BのVPC Flow Logsは、IPアドレス・ポート・プロトコル・バイト数などのフローメタデータのみを記録します。実際のパケットペイロードは含まれないため、DLP検査には使用できません。 選択肢CのAWS Network Firewallは、インライン配置で動作し、トラフィックのブロック・許可を制御する機能であり、キャプチャしたパケットを外部のDLPアプライアンスに転送する機能はありません。また、インライン配置のためレイテンシーへの影響が生じます。 選択肢DのSystems Manager Session Managerへの手動スクリプトのデプロイは、運用負荷が高く、tcpdumpによるディスクI/OとCPU負荷が本番ワークロードに影響を与える可能性があります。スケールアウト時の管理も複雑になります。