ANSネットワーク設計
あるSaaSプロバイダーは、自社VPC(10.0.0.0/16)でデータ分析サービスを運営しており、300社の企業顧客にプライベート接続で公開したいと考えています。顧客の多くが重複するCIDRブロック(複数社が10.0.0.0/8を使用)を持っています。
以下の要件を満たす必要があります。
①インターネットを経由しないプライベート接続
②顧客はSaaS VPC内の分析サービスエンドポイントのみにアクセス可能(他リソースへのアクセス不可)
③顧客側のCIDR変更不要
どのソリューションが最適ですか?
ASaaS VPCと各顧客VPCの間にVPCピアリング接続を作成し、個別のルートエントリでCIDR重複を管理する
VPCピアリングはCIDRが重複するVPC間では作成できないため、この要件を根本的に満たせません。個別ルートエントリでの管理も不可能です。
BAWS Transit Gatewayを使用してSaaS VPCをハブ、300社のVPCをスポークとして接続し、静的ルートで分析サービスへの経路だけを伝播する
Transit GatewayもCIDR重複があると正しいルーティングが不可能になります。また顧客VPC全体がSaaS VPCに接続されるため、分析サービスエンドポイントのみへのアクセス限定が困難です。
C分析サービスの前段にNetwork Load Balancerを配置してVPC Endpoint Serviceを作成し(AWS PrivateLink)、各顧客は自社VPCにInterface VPC Endpointを作成してアクセスする
✓ 正解
AWS PrivateLinkはNLBを通じてサービスを公開し、顧客がInterface VPC Endpointでアクセスします。顧客側CIDRの重複に関係なく動作し、ネットワーク分離も実現できます。
D各顧客のデータセンターにAWS Direct ConnectのTransit Virtual Interfaceを設置し、SaaSプロバイダーのVPCへプライベートアクセスさせる
Direct ConnectはオンプレミスとAWSのデータセンター間を接続するサービスで、VPC間のサービス公開には使用しません。
解説
AWS PrivateLinkはNLBを通じてサービスをVPC Endpoint Serviceとして公開し、顧客がInterface VPC Endpointでアクセスする設計パターンです。顧客側CIDRの重複に関係なく動作し、顧客はエンドポイントのIPにのみアクセスを限定できるため、ネットワーク分離も実現します。
選択肢AのVPCピアリングはCIDRが重複するVPC間では作成できないため、この要件を根本的に満たせません。
選択肢BのTransit GatewayもCIDR重複があると正しいルーティングが不可能になります。また顧客VPCとSaaS VPC全体が接続される構成となり、分析サービスエンドポイントのみにアクセスを限定することが困難です。
選択肢DのDirect ConnectはオンプレミスとAWSのデータセンター間を専用線で接続するサービスであり、VPC間のサービス公開には使用しません。
ドメイン別正答率・予想スコアでリアルタイムに実力把握
無限ノックでANSを徹底対策。全問AI生成のオリジナル問題。
無料で演習を始める →