ある多国籍企業は、AWS Transit Gatewayを使用して複数のリージョンにわたる300以上のVPCと、AWS Direct Connectで接続された5か所のオンプレミスデータセンターを含むグローバルハイブリッドネットワークを運用しています。ネットワーク運用チームは以下の要件を満たす一元的な監視ソリューションの導入を検討しています。 要件: 1. グローバルネットワーク全体のトポロジーをリアルタイムで可視化する 2. BGPセッションの状態変化(Established → Idle など)をイベントとして検知し、アラートを発報する 3. Transit Gatewayを経由する接続のスループットや遅延などのパフォーマンスメトリクスを収集する 4. オンプレミスのルーター・SD-WANデバイスも含めたサイト情報を一元管理する これらの要件をすべて満たすAWSネイティブのソリューションとして最も適切なものはどれですか?
正解: AWS Transit Gateway Network ManagerにTransit GatewayおよびDirect Connect Gatewayを登録してグローバルネットワークを構成し、CloudWatchメトリクスおよびイベントと統合してBGPセッション状態の変化やネットワークパフォーマンスを監視する。オンプレミスデバイスはデバイスリソースとしてサイトに登録する。 AWS Transit Gateway Network Managerは、AWSとオンプレミスにまたがるグローバルネットワークを一元的に管理・可視化するサービスです。Transit Gateway、Direct Connect Gateway、VPN接続を登録することでトポロジーのリアルタイム可視化が可能となり、BGPセッション状態変化をCloudWatchイベントとして検知してSNS等でアラートを発報できます。また、CloudWatchメトリクスによるパフォーマンス収集、オンプレミスルーターやSD-WAN(Software-Defined WAN)デバイスをデバイスリソースとしてサイトに登録する機能を持ち、4つの要件をすべて満たします。 選択肢Aは、VPCフローログはIPトラフィックのメタデータ(送信元・宛先IP、ポート等)を記録するもので、トポロジー可視化やBGPセッション状態の監視には使用できません。 選択肢Cは、CloudTrailはAWS APIの呼び出し履歴を記録しますが、BGPセッション状態はAPIではなくネットワークプロトコルレベルの状態変化であり、CloudTrailでリアルタイム検知することはできません。 選択肢Dは、CloudWatch Network Monitorはプローブを使ったレイテンシー・パケットロス監視に特化したサービスであり、グローバルトポロジーの可視化やBGPセッション管理には対応していません。