ある企業は、Cisco SD-WAN(vEdge仮想ルーター)をEC2インスタンス上で稼働させ、AWS Transit Gatewayと接続しています。現在はSite-to-Site VPNアタッチメントを使用してBGPでルートを交換していますが、以下の課題と要件があります。 ・各VPNトンネルのスループットが最大1.25 Gbpsに制限されており、ピーク時に帯域不足が発生している ・スループット要件は最低5 Gbpsで、将来的にさらなる拡張が見込まれる ・BGPによる動的ルーティングを維持する必要がある ・vEdgeが稼働するEC2インスタンスはTGWへのVPCアタッチメントが既存のVPC内に配置されている ・新規の物理インフラ(専用線等)を追加せず、既存のAWSリソースを最大限活用する 最も適切な実装方法はどれですか?
Transit Gateway Connectは、既存のVPCアタッチメントをトランスポートとして、GREプロトコルでカプセル化したトンネルを確立するアタッチメントタイプである。1つのConnectアタッチメントで最大5 Gbpsのスループットをサポートし、BGPによる動的ルーティングも維持できる。SD-WANや仮想ネットワークアプライアンスとの統合に最適化されており、既存VPCアタッチメントを活用するため新規物理インフラも不要である。VPNアタッチメントより低コストかつ高帯域で運用できる。 選択肢AのECMP付きVPNアタッチメントは、各トンネルが1.25 Gbps上限のため5 Gbpsを達成するには4本以上のアタッチメントが必要となり、コストと管理オーバーヘッドが増大する。Transit Gateway Connectと比較して効率が悪い。 選択肢CのDirect Connect専用接続は物理回線の調達が必要で、EC2上のvEdgeに直接適用できない。調達に数週間から数か月かかり「新規物理インフラを追加しない」要件にも反する。 選択肢DのNLBによる複数インスタンス分散は、TGW接続のスループット制限を解決しない。VPNトンネルの帯域制限はTGW側のアーキテクチャ上の制約であり、インスタンス側の分散では解消できない。