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ANSネットワーク設計

あるグローバル企業は、us-east-1とeu-west-1の両リージョンにAWS Transit Gatewayを展開しています。これら2つのリージョンのVPC間で、パブリックインターネットを経由しないセキュアで予測可能なパフォーマンスを持つネットワーク通信を確立する必要があります。この要件を満たす最も適切な構成はどれですか。

A
2つのTransit Gateway間で「ピアリングアタッチメント(Peering Attachment)」を作成し、トラフィックをルーティングするための静的ルートを追加する
✓ 正解
リージョン間のTransit Gateway通信には「ピアリングアタッチメント」を使用するのが標準構成です。通信はAWSプライベートバックボーンを経由し、ルートの伝播が行われないため静的ルートの設定が必要であるという制約にも正しく言及しており最適です。
B
各リージョンのTransit GatewayにAWS Direct Connectゲートウェイをアタッチし、Direct Connectのバックボーンを介してルーティングする
Direct Connectゲートウェイは、1つ以上のオンプレミス環境と複数のAWSリージョンを接続するために設計されていますが、あるAWSリージョンのVPCから別のAWSリージョンのVPCへ、Direct Connectゲートウェイを直接介してトラフィックを折り返す(Uターンルーティング)ことはサポートされていません。
C
リージョン間でAWS Managed VPN接続を作成し、インターネットゲートウェイを介して暗号化されたトラフィックを送信する
Managed VPN接続はIPsecによる暗号化を提供しますが、パブリックインターネットを経由するトランスポートメカニズムに依存することが多く、予測可能なパフォーマンスの確保や「パブリックインターネットを経由しない」という重要な要件に反します。
D
Route 53のレイテンシーベースルーティングを使用して、VPC内のアプリケーションから最も近いリージョンのVPCエンドポイントにトラフィックを誘導する
Route 53はDNSサービスであり、クライアントの名前解決を制御するものです。プライベートなバックエンドVPC間のネットワークルーティングパス(インフラストラクチャレベルの接続性)そのものを確立したり提供したりする機能は持っていません。

解説

異なるAWSリージョンにあるAWS Transit Gateway同士を直接接続して通信させるためには、「Transit Gateway ピアリングアタッチメント」機能を使用します。このピアリング接続はAWSのグローバルプライベートバックボーンネットワークを経由するため、トラフィックがパブリックインターネットに露出することはなく、セキュアで高パフォーマンスな通信が保証されます。Transit Gateway間のピアリングでは動的ルーティングプロトコル(BGP)による自動ルート伝播はサポートされておらず、各Transit Gatewayのルートテーブルに対して手動で静的ルートを追加して相手リージョンのCIDRブロック宛てのトラフィックをピアリングアタッチメントに向ける必要があります。 選択肢BのAWS Direct Connectゲートウェイはオンプレミス環境とAWS間のプライベート接続に使用するサービスであり、複数のAWSリージョン間のTransit Gateway同士を直接接続するアーキテクチャには適していません。 選択肢CのAWS Managed VPNはインターネットゲートウェイを介して暗号化トンネルを確立します。パブリックインターネットを経由するため「インターネットを経由しない」という要件に反し、予測可能なパフォーマンスも保証されません。 選択肢DのAmazon Route 53のレイテンシーベースルーティングはDNSレベルのトラフィック誘導ポリシーであり、Transit Gateway間のVPCネットワーク通信パスを構成・制御するものではありません。

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