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AIF生成AIの基礎複数選択

RAGシステムを構築するエンジニアが、ユーザーの質問に最も関連性の高い社内ドキュメントを効率的に検索する仕組みを設計しています。RAGの検索コンポーネントとして正しい手順はどれですか?(2つ選択)

A
ドキュメントをベクトル埋め込み(Vector Embeddings:テキストを数値ベクトルに変換した表現)に変換し、ベクトルデータベースに格納する
✓ 正解
埋め込みモデルでドキュメントをベクトルに変換してベクトルデータベースに格納することは、RAGのセマンティック検索の第一ステップとして必須の処理です。これによりクエリとの意味的な類似度計算が可能になります。
B
ドキュメントをBM25などのキーワードスコアリングアルゴリズムを使ってSQLデータベースに全文インデックス化し、キーワードマッチングで検索する
BM25はキーワードの出現頻度に基づくスコアリング手法であり、SQLデータベースへの全文インデックス化はキーワードマッチングに限定されます。意味的に類似するがキーワードが異なるドキュメントを見つけられないため、RAGのセマンティック検索には適していません。
C
ユーザーのクエリをベクトル埋め込みに変換し、コサイン類似度(Cosine Similarity:ベクトル間の角度で類似度を測る指標)などで意味的に近いドキュメントを検索する
✓ 正解
クエリをベクトル埋め込みに変換しコサイン類似度などで意味的に近いドキュメントを検索することは、RAGの検索コンポーネントとして必須の処理です。これにより自然言語の意味的な関連性に基づいた高精度な検索が実現できます。
D
全ドキュメントをLLMのコンテキストウィンドウに一括格納し、専用データベースを使わずにLLMに直接ドキュメントの検索と関連情報の抽出を実行させる
LLMのコンテキストウィンドウには最大トークン数の制限があるため、大量ドキュメントの一括格納は技術的に不可能なケースが多く、処理コストも膨大になります。専用の検索インフラを持たない構成は実用的なRAGシステムとして成立しません。

解説

RAGの検索コンポーネントはセマンティック検索(意味的検索)が核心です。まずドキュメントを埋め込みモデルでベクトルに変換してベクトルデータベースに格納し(選択肢A)、次にユーザーのクエリも同様にベクトル化してコサイン類似度などで類似度検索を行います(選択肢C)。これによりキーワードが完全一致しなくても意味的に関連するドキュメントを取得できます。 選択肢BはBM25などキーワードベースの検索に限定され、意味的な関連性を捉えられないためRAGのセマンティック検索要件を満たしません。 選択肢DはLLMのコンテキストウィンドウのトークン上限により大量ドキュメントの一括処理が実用的でなく、コスト面でもスケール面でも現実的ではありません。

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