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AIF生成AIの基礎

ある企業が数千ページに及ぶ社内技術文書を対象に「意味的検索(セマンティック検索)」システムを構築したいと考えています。キーワードが完全一致しなくても、質問の意味に近い文書箇所を返すためのシステムの核心技術として最も適切なものはどれですか?

A
LLMをファインチューニング(Fine-tuning:追加学習)して技術文書の内容をモデルのパラメータに反映させ、質問に対してモデルが直接回答を生成する
ファインチューニングはモデルの動作特性や応答パターンを変更するために使用されます。大量文書のセマンティック検索には適していない手法です。
B
埋め込みモデル(Amazon Titan Text Embeddings等)でテキストを高次元ベクトルに変換し、ベクトルデータベースでコサイン類似度等による類似検索を行う
✓ 正解
埋め込みモデルでテキストを高次元ベクトルに変換し、ベクトルデータベースでコサイン類似度を計算することで意味的に近いテキスト同士を特定できます。セマンティック検索の実現に最も適した手法です。
C
Amazon Comprehendのキーフレーズ抽出機能を使い、文書と質問それぞれのキーフレーズを抽出して共通フレーズ数による関連度スコアリングを行う
キーフレーズ抽出は単語レベルの共通性を判定しますが、文章全体の意味的な類似性を判定することはできません。セマンティック検索には不向きです。
D
Amazon Translateで技術文書を複数言語に翻訳してインデックスを構築し、翻訳済み全言語バージョンを対象にキーワード全文検索を実施する
多言語翻訳により複数言語でのインデックス化が可能ですが、検索は言語別の表面的な文字列一致に留まり、セマンティック検索の実現にはなりません。

解説

セマンティック検索は、埋め込みモデル(Embedding Model)でテキストを意味を捉えた密ベクトルに変換し、Amazon OpenSearch Service等のベクトルデータベースに格納することで実現します。「意味的に近い」テキスト同士はベクトル空間でも近い位置に配置されるため、キーワードが一致しない場合でも類似した文書を返せます。 選択肢AのLLMファインチューニング(Fine-tuning)はモデルの動作特性や回答スタイルを調整するための手法です。技術文書の内容をパラメータに反映できますが、文書の追加・更新のたびに再学習が必要となり、大量文書への意味的検索の実装手段としては適していません。 選択肢Bの埋め込みモデルを使ったベクトル検索は、テキストの意味を高次元ベクトルで表現し、コサイン類似度等でキーワードが一致しない文書も意味的に類似した箇所を返せます。Amazon Titan Text EmbeddingsとAmazon OpenSearch Serviceを組み合わせることでセマンティック検索を効率的に実現できます。 選択肢CのAmazon Comprehendはキーフレーズ抽出には有用なNLPサービスですが、文書と質問の共通フレーズを照合する手法は表面的なキーワード一致に過ぎず、言い回しが異なる場合の意味的類似性には対応できません。 選択肢DのAmazon Translateは機械翻訳サービスです。文書を多言語に翻訳してキーワード全文検索を行っても、検索は文字列一致に留まり、セマンティック検索の代替にはなりません。

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